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チャットレディの基礎控除いくら引ける?2025年からの新しい計算

チャットレディの基礎控除いくら引ける?2025年からの新しい計算

深夜に電卓アプリと確定申告のページを行き来しながら、「結局、私の場合いくら引けるの」って行き詰まってこのページにたどり着いた人、多いと思います。私も最初の年、まさにそれでした。1月の終わり、去年の入金履歴をスクショで集めながら、ネットで調べても記事によって「48万円」って書いてあったり「もっと引ける」って書いてあったり、数字がバラバラで余計に混乱した記憶があります。

先に結論だけ言うと、2025年分(令和7年分)の確定申告からは基礎控除のルールが変わっていて、チャットレディくらいの所得水準の人だと「48万円」ではなく「95万円」が引ける可能性が高いです。これ、意外と知られてないんですけど、古い情報のまま計算してしまうと、本当は税金がかからないはずなのに払いすぎたり、逆に申告が必要なラインを見誤ったりします。順番に、自分の数字を当てはめながら読んでもらえればと思います。

基礎控除は「所得いくらか」で決まる金額が変わった

以前は誰でも一律48万円だった基礎控除、2025年分から所得に応じて段階的になりました。国税庁の公表資料をもとにすると、区分はだいたい次のようになっています(細かい金額は年によって見直されることがあるので、申告時は最新情報も一応確認してください)。

合計所得金額基礎控除額(令和7・8年分)令和9年分以後
132万円以下95万円58万円
132万円超〜336万円以下88万円58万円
336万円超〜489万円以下68万円68万円
489万円超〜655万円以下63万円63万円
655万円超〜2,350万円以下58万円58万円

見てわかる通り、2025年分と2026年分は「所得が低い人ほど手厚い」形になっていて、2027年分(令和9年分)からは一律58万円に統一される予定です。つまり今は経過措置期間で、チャットレディとして働く人の多くが恩恵を受けやすいタイミングなんですよね。

在宅チャットレディで、経費を引いた後の所得が132万円以下に収まる人は結構多いはずです。専業でガッツリ稼いでいる人でも、家賃按分や機材代を経費に計上すればこのゾーンに入るケースは十分あります。副業でやっている人ならなおさらです。

そもそも「所得」って収入とイコールじゃない

ここ、毎年混乱の元になるところなので改めて書きます。所得というのは、報酬(収入)からそこにかかった経費を引いた金額のことです。1年間の報酬が110万円あっても、経費が80万円かかっていれば所得は30万円。この所得に対して基礎控除やその他の控除がさらに引かれて、初めて「税金がかかる金額(課税所得)」が出ます。

経費として認められやすいのは、パソコンやWebカメラ、パソコン周辺機器、コスプレ衣装、参考にしている書籍代あたり。家賃や光熱費は、部屋の中で配信に使っている面積や時間の割合で按分すれば経費に入れられます。化粧品や美容代は、正直ここは意見が分かれるところで、税務署によっても判断が揺れる部分なので、領収書は残しておいて申告時に相談するくらいの気持ちでいた方がいいです。私はここ、無理に全部経費にしようとせず、按分の根拠がはっきり説明できるものだけ計上するようにしています。

経費の項目や線引きについてはチャットレディの経費はどこまで?衣装・家賃・機材の線引きにもう少し細かく書いているので、そちらも見てもらえたらと思います。

経費が少ない人向けの「家内労働者特例」

在宅でパソコン1台だけ、経費らしい経費がほとんどない、という人もいますよね。そういう人向けに、家内労働者等の必要経費の特例というものがあります。これは実際にかかった経費が少なくても、最低65万円までは経費として認めてもらえる制度です(以前は55万円だったのが引き上げられたと記憶しています)。

ただしこの特例、事業所得や雑所得の中でも「特定の人にだけ継続的に仕事の役務を提供している」という条件があって、誰でも無条件に使えるわけではありません。チャットレディの働き方だと事務所やサイトとの契約形態によって適用できるかどうかが変わってくるので、ここは自己判断せずに税務署か税理士に一度確認した方が安全です。私は最初の年、これを知らずに経費を細かく積み上げるのに何時間もかけてしまって、後から「特例使えたなら苦労しなくてよかった」と思いました。

専業と副業で申告ラインが違う

基礎控除の話とセットで整理しておきたいのが、確定申告が必要になるラインです。専業側のラインは、基礎控除が上がったのと連動して動きました。

働き方確定申告が必要になる所得の目安(令和7年分以降)令和6年分まで
チャットレディ収入だけで生活している(専業)所得が95万円を超えたら48万円を超えたら
会社員や他の仕事があり副業でやっているチャットレディ分の所得が20万円を超えたら同じ(20万円)

専業側が動く理由はシンプルで、申告が必要かどうかの判定は「所得控除を引いたら課税所得が残るか」で決まるからです。控除が基礎控除だけの人なら、その基礎控除額そのものが申告ラインになります。だから基礎控除が48万円から95万円に上がれば、専業の申告ラインも95万円に上がる。ここを「48万円のまま」と書いている記事は令和6年分までの内容です。

一方、副業の20万円ラインは基礎控除とは別の規定(いわゆる20万円ルール)なので、改正の影響を受けず20万円のままです。動いたのは専業側だけ、と覚えると混乱しません。

副業の20万円ラインについては、これは所得税の確定申告が不要になるだけで、住民税の申告は別途必要というのがよく見落とされるポイントです。「20万円以下だから何もしなくていい」と思い込んで住民税の申告を忘れると、後から役所から連絡が来ることがあります。副業がなぜ会社にバレるのかはチャットレディ副業が会社バレする原因は住民税だった話で詳しく書いているので、副業でやっている人はこちらも合わせて読んでおくと安心だと思います。

実際に数字を当てはめて計算してみる

言葉だけだとイメージしづらいので、いくつかパターンを作ってみました。基礎控除は2025年分の新ルール(所得132万円以下なら95万円)を使っています。

年間収入経費所得(収入-経費)基礎控除課税所得(概算)
100万円10万円90万円95万円0円
150万円20万円130万円95万円35万円
200万円30万円170万円88万円82万円
300万円50万円250万円88万円162万円

※基礎控除以外にも社会保険料控除など人によって適用できる控除があるので、実際の課税所得はこれよりさらに下がる人が多いです。あくまで基礎控除だけを引いた概算として見てください。

この表を見ると、所得90万円くらいまでなら課税所得が実質0円になる、というのが見えてきます。去年までの基準だと申告が必要だった「所得48万円〜95万円」の層が、令和7年分からは所得税がかからない側に移ったということです。逆に、所得が132万円を超えてくると基礎控除が88万円に下がるので、そのラインをまたぐかどうかで手取りの計算がけっこう変わってきます。

ただしここで安心しきらないでください。住民税の基礎控除は43万円のまま据え置かれていて、95万円には上がっていません。つまり所得税はゼロなのに住民税だけ来るという層がこの間にできます。金額の目安は チャットレディの住民税はいくら払う?目安を早見表で で確認してください。

具体的な申告のやり方や必要書類の準備については、チャットレディ確定申告のやり方、手順を最初から最後までにまとめているので、実際に申告する段階になったらそちらを参照してください。

所得税は0円でも住民税はかかることがある

ここ、結構びっくりする人が多いところです。基礎控除は所得税と住民税で金額が違います。今回改正されたのは所得税の基礎控除で、住民税の基礎控除は原則43万円のまま据え置かれています。

つまり、上の表で「所得税の課税所得が0円」になったパターンでも、住民税の方は別の計算式で課税所得が発生することがあります。「確定申告したら税金ゼロだったのに、なぜか住民税の通知が来た」というのは、この所得税と住民税の基礎控除の差が原因のことが多いです。私も1年目にこれで焦って役所に電話した記憶があります。慌てて騙されたと思う必要はなくて、制度上そういう仕組みになっているだけなので、通知が来たらまず金額と内訳を確認するくらいの落ち着きで大丈夫です。

扶養に入っている人はここも見ておく

親や配偶者の扶養に入りながらチャットレディをしている人は、基礎控除の改正で扶養のラインも動いています。以前は所得48万円以下が税務上の扶養の目安でしたが、今回の改正でこのラインの考え方も変わってきているので、扶養から外れるかどうかのボーダーは自分の年収だけで判断せず、最新のラインで確認し直した方がいいです。主婦の方は主婦のチャットレディは扶養内で働ける?103万→123万の壁と実例、学生の方はチャットレディ大学生の親バレ、住民税と扶養が9割の理由に、それぞれの立場での壁の位置を書いています。扶養から外れた場合の手取りの逆転ポイントについてはチャットレディ扶養外れる手取り逆転ラインはどこ?も参考になると思います。

自分で計算するときの注意点

正直に言うと、この基礎控除の階段方式、自分の合計所得がどの区分に入るかで計算し直しになるので、ぴったり境界線あたりの人はちょっと面倒です。132万円を少し超えるか超えないかで基礎控除が7万円も変わるので、経費の計上を見直すだけで結果が変わることもあります。

私は毎年、確定申告の1〜2ヶ月前くらいから収入と経費のメモをまとめ始めて、だいたいの所得を早めに把握するようにしています。ギリギリになって慌てて計算すると、経費の按分根拠を詰め切れないまま適当に申告してしまいがちで、それは後々の税務調査のリスクにもつながります。無申告のリスクについてはチャットレディ確定申告しないとどうなる?放置のリスクと今からできることにまとめているので、まだ申告したことがない人は先にこちらを読んでおくと心構えができると思います。

数字が複雑に感じたら、この記事の計算方法を目安にしつつ、最終的な申告額は税務署の相談窓口や税理士に一度見てもらうのが一番確実です。無料相談をやっている税務署も多いので、私は最初の年、確定申告会場で職員さんに直接計算を見てもらいました。それで「これで合ってますよ」と言われたときの安心感は結構大きかったです。

自分の去年の収入と経費、だいたいの数字でいいので今この記事の表に当てはめてみてください。それだけで、今の自分がどのゾーンにいるのか、申告が必要なのかどうかの見当がつくはずです。

そのうえで「で、結局申告は必要なの?」の全体像に戻りたくなったら、専業95万円・副業20万円という判定ラインから住民税の注意点までを一本にまとめた チャットレディの確定申告はいくらから?基準と注意点を解説 に戻ってください。この記事は、その中の「基礎控除がいくらか」の部分だけを深掘りしたものです。

また、基礎控除の計算がどうであれ住民税は別の税金で、所得税がゼロでも住民税だけかかることがあります。8月末は普通徴収の第2期の納期にあたるので、金額の目安は チャットレディの住民税はいくら払う?目安を早見表で で確認しておくと安心です。